<医院財務会計>歯科医院の税務調査報告

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【ご報告】

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先日、2件連続で税務調査に立ち会ってきました(共に歯科医院)。
経験上、クリニックは収入の計上漏れなどが発生しにくいので脱税しにくく、他の業種と比べると税務調査の頻度が少ない傾向にあります。

医院の調査のメインは「家事費が混ざっていないかどうか?」ですからね。
したがって当事務所も概ね年に1回くらいしか税務調査立会がありません。
ですから「何で今年に限って歯科医院ばっかり税務調査があるんだろう?」と不思議に思っていました。

税務調査は1件当たり通常2~3日かかるのですが、院長先生は診療がありますから、ざっくり言うと税務調査全体の95%くらい(ほぼ100%ですね)は税理士(=私)が調査官に対応します。
調査官も人間ですから、対応する税理士が「話が分かる税理士」だと思えば心を開きますし、「話が分からない税理士」だと思えば強い態度で接してきます。

そこでいつも、「私は話の分かる税理士ですよ」的なオーラを出すんですが(笑)
今回、空気が和やかになったところでさりげなく

私   「なぜ○○先生のところに税務調査に入ることになったんですか?
    経理はかなりキチンとされているのは調査官も分かってもらえますよね?」

調査官 「はい、でも撤去冠の売却収入が計上されていない年があるので・・・」

私   「え?撤去冠の売却収入が毎年計上されてれば、税務調査には来なかったんですか?」

調査官 「はい、そうです」

フッフッフッ、いいこと聞きました(笑)
ということは、撤去冠の売却を毎年コツコツ計上すれば、税務調査が入る頻度が下がるんですね!

ということで、税務調査の回数を減らしたい歯科医院の院長先生は、毎年コツコツ撤去冠の売却収入を計上しましょうね!

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