税理士を目指したきっかけ

ノルマ100件の飛び込み営業を行う毎日

私は大学を卒業した後、証券会社のセールスをやっておりました。
当時は「セールス=靴底を減らして客先を回る」という根性論が強く、上司からは毎日100件の飛び込み訪問のノルマを課されていました。元気よく営業に出て行くものの、新人の私の話を聞いてくれる見込み客などほとんどおらず、毎日毎日インターホン越しにセールスを断られる日々が続きました。実家の両親は私の将来に期待し、学費を工面して、せっかく私立の大学まで行かせてくれたのに、当の私はお客様と商談をする機会すらもらえず、門の前で犬に吠えられながらインターホン越しにセールスをし、そして断られるというとても情けない日々が続きました。

そんな中、「税理士に相談しますからパンフレットをポストに入れておいてください」という方がおられました。私はその言葉がとても嬉しくて、祈るような気持ちでパンフレットをポストに投函しました。数日後、再びインターホンを鳴らし「税理士先生は何と言われてましたか?」と聞くと、「今回は見送ります・・・」とのこと。私は、がっくりと肩を落としました。

飛び込み訪問の断り文句から、税理士という職業に関心を抱く

税理士_鶴田幸之
その後も何度も何度も飛び込み訪問を繰り返すうちに「税理士に相談します」と言われる機会が多くなり、それは相手にとって都合の良い断り文句だということに気づくようになりました。

それと同時に、「資産家や中小企業の経営者から、そこまで強く信頼されている税理士とはどういう職業なのだろう?」と興味を持つようになりました。
税理士という職業を調べるうちに、税理士というのは資格という礎があり、そこにさらに自分自身の努力が反映されていく。勉強すればするほど、人間としていろんな苦労を経験すればするほど人間的な深みが増し、お客様から頼られ、信頼されていく職業だということを知りました。 そして私もそのような人生を歩みたいと思いました。せっかく生まれてきたからには、自分や家族の生活だけのために働くのではなく、自分の知識と経験を使い、人のお役に立てる職業につきたいと思いました。

その後私は証券会社を退職し、専門学校で簿記の講師をしながら税理士試験を受験しました。昼間は働き、夜に寝る間を惜しんで勉強するものの、何度も何度も不合格通知をもらい、ようやく税理士の試験に合格するのに12年を要しました。
その時私は既に37歳になっていました。
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