医業関係支援実績

産婦人科(Aレディースクリニック)の開業ご支援

医業関係支援実績_鶴田税理士事務所
A先生は総投資額が2億円という、クリニックとしては比較的大きな規模の開業を希望されていました。
しかしA先生から初めてご相談を受けた時点では、自己資金が1,000万円程度しか準備できていませんでした。

一般論で言うと開業の場合、総投資額の20%程度(A先生の場合2億×20%=4,000万円)の自己資金が準備できていないと銀行からの資金調達は難しい傾向にあります。

つまり私が銀行融資の話をまとめることができるかどうかでA先生が開業できるかどうかが決まる状況にありました。
その後事業計画書を作成して複数の銀行に相談し、紆余曲折ありながらも某地方銀行から2億円と医師信用組合から1,500万円の運転資金の調達に成功しました。

現在A先生は地域でもとても評判の良い産婦人科として活躍されています。

歯科(B歯科医院)の資金繰りご支援

資金繰りご支援_鶴田税理士事務所
B先生は開業して30年が経過し、丁寧な診療と気さくな人柄が支持される地域でも評判の歯科医院でした。
一月あたりのレセプト枚数は600枚を超え、年間の医業収入は1億円程度です。素晴らしい歯科医院です。

しかし患者数が多いにも関わらず、夏と冬のボーナスは銀行借入れに頼るほど資金繰りが悪い状態でした。
最初にお会いしたときに「うちの医院は繁盛しているのに何故お金が無いのでしょうか?」ととても不思議がられていました。
帳簿を拝見させていただくと、借入金の総額が3,000万円程度と少額であるにも関わらず、借入金の本数が8本と多く、全てを合せると毎月100万円以上の返済をされていました。

そこで、「銀行に相談して借入金の金額をまとめ本数を2~3本に減らして、返済期間を10年に延ばしてもらうように交渉したらどうですか?」とのアドバイスを行いました。
その結果、銀行も交渉に応じてくれて資金繰りが改善し、今では手元資金を2,000万円以上持ちお金の心配をすることがなくなりました。

【説明】

  借入金総額 3,000万円(内訳300万円×10本、全て5年返済)の場合
  毎月の返済額 5万円(300万円÷60か月)×10本=50万円

  借入総額 3,000万円(内訳3,000万円×1本、10年返済)の場合
  毎月の返済額 25万円(3,000万円÷120か月)

  ①-②=25万円の資金繰り改善効果あり

つまり、借入金の額が同額であっても、借入金の本数を減らし、返済期間を延ばすだけで資金繰りは改善するのです。

心療内科(Cメンタルクリニック)の集患のご支援

C先生は「都心部で心療内科を開業したい」とご相談に来られました。
一般的にクリニックの告知活動は、内覧会の実施や目立つところに看板を立てたり、ご近所の有力者への挨拶回りなどでコツコツ行っていくのですが、心療内科の場合はあまり人に知られたくない疾患であるため、近所のクリニックに患者さんが受診することは少ない傾向にあります。

そこで、医院の建設予定地にHPのURLを記載した看板を立てつつ、ブログを書いてもらったり、ITの専門家によるSEO対策を実施し、開業前からHPの内容を充実させる方法をとりました。

開業して半年ほど経過したときにC先生より「患者さんの半分以上がHPから来ているようです」との嬉しい報告をいただきました。

整形外科(D整形)の経営報告について

経営報告_鶴田税理士事務所
D整形はとても患者さんが多いクリニックなのですが、経理に関する業務がとても苦手で毎月きちんと経理書類を整理することが面倒な方でした。
年に一度だけ領収書や請求書段ボールに入れ、会計事務所に持参し決算をしてもらっている様子でした。

最初にお会いしたときに
「うちの医院は他の医院と比べてどうなのか?気を付けるべき点は何か?」
と矢継ぎ早に質問を受けましたが、
「先生、経理を面倒がっている間は、判断や比較のしようがありませんよ」
とお伝えし、まずは経理書類を毎月まとめてもらうようお願いしました。

初めは渋々経理書類をまとめておられましたが、
「今月は○○円の利益が出ています、前年と比べると△△円の増益です」、
「レセプト枚数や診療単価がこのように推移しています」
などと毎月の報告がどんどん正確になり、今では経営状況の正確な把握のために、熱心に経理書類をまとめておられます。

Eドクター(E歯科)のライフプランについて

ライフプラン_鶴田税理士事務所
E先生は45歳の時に7,000万円の銀行借入れをして開業をされました。他のドクターと比べると若干遅めの開業で、しかも借入金も多めです。
私の経験値でいうと福岡近郊の一般的な歯科医院の開業時の借入金は5,000万円程度です。
銀行借入は20年で返済することになっていますが、このままだと75歳まで借金を返済することになります。

また、1歳と5歳の男の子がいて、「将来はドクターになって欲しい」とのこと。
もし私立の医学部や歯学部に通うことになると最低でも3,000万円×2人の学費が必要です。今後のライフプランをかなり厳密に立てて実行していかないと、老後は恐ろしいことになりそうです。

そこで、ご長男が高校を卒業するタイミングで借入金をゼロにするという目標をE先生と一緒に立てました。
現在は借入金の返済を最優先してもらい、毎年500万円~1,000万円の繰り上げ返済をしてもらっています。
この調子でいくと、ご長男の高校卒業前に借金がゼロになりそうです。
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