<医院人事労務>退職する医療スタッフの離職票(会社都合)

【院長先生からのご質問】

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今月末でスタッフ一人が退職することになりました。
そのスタッフについては仕事に対する姿勢に問題があり、 また患者さんからのクレームも多かったため、今回自発的に辞めてくれるのでホッとしているところです。

そのような中、先ほどそのスタッフから「会社都合の離職票をもらえないか?」と言われました。

正直なところ、1日でも早く辞めて欲しいというのが本音であり、これ以上関わりあいたくありません。
会社都合の離職票を出すことでそのスタッフとの縁がスムーズに切れるのであれば、それでもいいのかな?
と考えております。

会社都合の離職票にはどのような意味があるのでしょうか?
またそれを出す際に気を付けるべき点はありますか?

【回答】

自己都合で退職するにもかかわらず、辞めるスタッフから「会社都合での離職票が欲しい」と言われることはよくあることです。

その理由は失業保険の待機期間が

会社都合の場合・・・7日
本人都合の場合・・・3ヶ月と7日

であり、会社都合の方が圧倒的に早く失業保険を受給できるからです。

気を付けるべき点としては、会社都合の離職票を出した場合、1年間は助成金の受給申請ができませんので、将来的に助成金受給を検討しておられる方は、慎重に判断されることをお薦めします。

「本人が喜ぶのであれば、会社都合の離職票を積極的に出してあげたい」
という経営者もおられますが、個人的には事実を捻じ曲げてまで離職票を出すのはどうなのかな?
と思っています。

やはり、なるべく実態に合わせた離職票を出すのが望ましいですよね。

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