<医院経営>「証書貸付」と「手形貸付」、どちらがいい?

【院長先生からのご質問】

先日、銀行に運転資金の融資を申し込んだところ、「証書貸付」と「手形貸付」の二つの提案を受けました。正直なところ、違いが分かりません。どちらを選択すればいいのでしょう?

【回答】

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まずは仕組みから説明しますね。

証書貸付

一般的な借入金で、毎月コツコツと利息と元金を払っていきます。
いわゆる普通の借入です。

手形貸付

通常は貸付期間は1年で、決められた日(一般的には1年後)に資金が余っていれば余った分だけお金を返済することができます。
資金に余裕が無ければ利息だけ払ってもう1年期間を延ばすことができます。
簡単に言うと「とりあえず利息だけ払っておけばOK」という借入です。

結論から申し上げますと、手形貸付のほうが良いと思います。

私が常々院長先生にお伝えしているのは、「手元の資金はなるべくたくさん持ってください」ということです。
お金をたくさん持っているということは、選択肢が増えるということです。
仮にとても優秀な人から「スタッフは募集していますか?」と問合せがあったとしましょう。
お金がない場合は、「断る」しか選択肢はありませんね。

しかし、お金があれば「採用する」という選択肢が出てきます。したがって、融資に関しては「なるべく手元資金を多めに持てるようになるには?」という視点を持ってくださいね。
今回のケースでは、手形貸付がお金が貯まりやすいので良いと思います。

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